「残り97%の脳の使い方」本要約パート3
こんにちは!!
今回も前回の続きで、苫米地英人さんが書かれた「残り97%の脳の使い方」本要約の続きです!!
今回は相手を思い通りに動かすためのメカニズムについて要約します!!
目次
相手を動かすために知っておくべき三つの概念
相手を動かすために知っておくべき概念が三つあります。
それは次の通りです。
- 変性意識
- 内部表現
- ホメオスタシス
それぞれ詳しく見ていきます。
変性意識
変性意識とは臨場感(リアリティ)を感じている世界が、物理的な世界ではなく仮想世界にあることを言います。
あなたは常に変性意識状態にあります。
言葉を話すことやそれを聞いて認識しているということは、言葉の世界に臨場感を感じているということになり、変性意識状態にあります。
思考というのは抽象空間であり、思考してしまったら変性意識状態です。
一切ものを考えず、ありのままの物理的現実世界を感じることができれば通常意識状態ですが、そんなことは普通の人にはできません。
5秒で雑念が入ります。
変性意識状態とは、私たちにとって普通の状態で特殊な状態ではないということです。
トランス状態
変性意識状態が深くなって、仮想現実の臨場感が高いことをトランス状態といいます。
映画や小説や漫画などに没頭しているときはトランス状態です。
ですので、どれだけうまく相手を深く変性意識状態におけるかで、相手を思い通りに動かすことができるかが決まるのです。
ラポール
変性意識下では必ずラポールが生まれます。
ラポールとは臨場感空間を共有している人たちの独自の親近感のことです。
ここでいう臨場感空間とは、物理的なものだけではなく仮想空間も入ります。
ラポールが発生すると相手はあなたに親近感や好意をいだき、あなたの要求も通りやすくなります。
なので、相手をまず
- 変性意識下に置く
- ラポールを発生させる
という順序を踏むことにより、相手を思い通りに動かす前提条件がそろいます。
内部表現
次に内部表現についてです。
内部表現というとまるで外部表現のようなものが存在していると思われがちですが、そのようなものはありません。
内部表現とは、あなたが見ている世界そのものです。
あなたが見ている世界は脳のフィルターを通して認識しています。
内部表現には物理的なことだけでなく、概念や感情も含まれます。
私達が経験してきたものや知識などを通して、その人の重要性や価値基準などが形成され、人によってそれぞれ異なる内部表現世界を認識しています。
内部表現の書き換え
この内部表現によって、人はそれぞれ違った見方をしています。
物理的現実世界も仮想世界も内部表現といえます。
洗脳では、自ら作り上げたイメージに相手が強烈な臨場感持つように誘導します。
そして強いラポールを形成し、その絶対的信頼感で相手の内部表現を書き換え、指定した内部表現にそった行動を自律的にさせるように仕向けるのです。
それが違う色眼鏡をかけさせるということです。
これは単に行動が制限されるというものではなく、見えている世界そのものを変えてしまうということです。
プラシーボ効果も内部表現の書き換えです。
プラシーボ効果とは、偉いお医者さんがこれはよく効く薬ですとビタミン剤か何かを渡して、それをのむと本当に病気が治ってしまう現象です。
ホメオスタシス
ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のことです。
これは、生命を長く維持するために安定した状態を保とうとする傾向のことです。
人間は生きていく上で、無意識のうちに様々な機能が安定的に活動し、維持されるようになっています。
ホメオスタシスは情報空間にまで
ホメオスタシスは情報空間にまで広がっています。
内部表現が仮想世界にも適応しているように、ホメオスタシスも仮想世界に適応します。
このように人間のホメオスタシスは物理的な環境の変化だけでなく、進化の過程で情報空間までをも環境として広げることを成功したのです。
ホメオスタシスは同調する
さらにホメオスタシスは他人にまで同調します。
二人の人間が長時間一緒にいると呼吸や心拍のリズムまで同調してきます。
ということは自分のイメージさえ自由にコントロールすることができれば、何もしなくても相手に影響を与えることができるということです。
まとめ
今回は相手を思い通りに動かす具体的な方法まで書こうとしたのですが、メカニズムまでになってしまいました…。
要約なのに結構長くなってきましたね…。
もう少し簡潔に書いた方がいいのかなと悩むこの頃です(笑)!!
苫米地英人さんが書かれた、「残り97%の脳の使い方」が気になった方はぜひ本書を手に取って読んでみてください!!
2025-06-30
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